Product Story
カメヤマ線⾹職⼈ ⾼⽥昌宣
Craftsman of Kameyama Incense
Masanobu Takada
400年を超える歴史を持つ真っ直ぐな線⾹に加えて、
故⼈に寄り添う新しいデザインも追求できないか。
400年を超える歴史を持つ
真っ直ぐな線⾹に加えて、
故⼈に寄り添う新しい
デザインも追求できないか。
今は「個性」や「その⼈らしさ」を尊重する時代。これは、故⼈にとっても同じはずです。亡くなったからといって、その⼈の個性が簡単に忘れ去られてしまうのは寂しいですよね。⼈々の供養を⽀える線⾹ブランドとして、何かできることはないかと考えた時、線⾹の形を故⼈の姿にするアイデアが浮かびました。室町時代後期から400年を超える歴史を持つ真っ直ぐな線⾹に加えて、新しいデザインの可能性を追求するという挑戦です。もしも、趣味や好きなことを楽しんでいるような故⼈の“おもかげ”を感じられる線⾹ができれば、残された⽅々がこれまで以上に⽣き⽣きと故⼈の思い出と向き合えることができると思いました。
開発で最も困難だったのは、
⼈型の線⾹を最後まで綺麗に燃焼させること。
開発で最も困難だったのは、
⼈型の線⾹を最後まで
綺麗に燃焼させること。
繊細にカーブする⼈型の線⾹を、⽕が他の部分に燃え移らないように最後まで燃焼させることは容易ではありませんでした。線⾹を太くして、サイズを⼤きくすれば、燃え移りの⼼配のない造形が可能ですが、それだと燃焼時間が1時間を⼤幅に超えてしまい、ご家庭での使⽤に適さなくなってしまいます。⼈型デザインのきめ細やかな美しさを備えながら燃焼不良を失くすために、カーブの⾓度、線⾹の太さ、強度などを、どう最適にバランスさせるか。すべてのディテールを、カメヤマで培った経験と技術によって緻密に計算すること約1年半。1本の優美な線を最後まで⽕が綺麗に辿る線⾹が完成しました。
お盆やお彼岸はもちろん、
ぜひ⽉命⽇にも。
3⽉・9⽉のお彼岸や、8⽉のお盆に際するお墓参りはもちろん、⽉命⽇など気持ちを込めて⼿を合わせたい時も「あの⽇のおもかげ線⾹」をお使いいただけますと幸いです。⼤切な⼈の“おもかげ”を⾝近に感じられる、かけがえのないひと時をお過ごしいただけるはずです。